声。

本日の行先は朗読劇です。

朗読劇は、本当にただただ朗読している姿を見るものです。
動きがあるわけでもなく、舞台上にいる人が言葉を紡ぐ。
ただそれだけです。



13歳で出逢った二人は、惹かれあって繋いだはずの手を離してしまう。
数年後、久しぶり彼女から手紙が届いた。
結婚するために婚約者の運転する夜行バスで東京に向かっている車中だという。
しかし、そのバスが事故に遭ったというニュースを目にする。
今の二人を繋いだ「初恋」の想いがもたらす手紙とメールの物語。





とってもよかった。素晴らしかったです。
あんなにも声に感情を揺さぶられると思いませんでした。
情景が目の前に浮かびあがり、自分もその中に入りこんで
一緒になって心が揺れ、時に笑い、泣いていました。
頬を流れた涙が暖かかった。
甘酸っぱさと残酷さと温もりが混在する作品でした。



ふわっと温かみのある優しい声と
ぶっきらぼうだけど真っ直ぐに届く声。
交叉する声の中に見た景色に想いを馳せていたら、
恋が恋しくなりました。
素敵な時間をありがとうございます。



胸いっぱいになって見上げた空にキラキラ輝くお月さま。
幸せな週末です。