レッツ・ユーモア!

山ちゃんのアフタートーク登場との告知を見てしまっては「行くしかない!」と
久しぶりに当日券を買って、観て来ました。
『空いてるのに相席』
噂では聞いていましたが、まさしくというライブでした。


開場中から『Dang Dang 気になる』という気になる曲が流れ、
間も懐かしい曲がチラホラ。ビバ90年代。
ただ久しぶりの自由席に、オドオドが止まらず…


コントってこんなにも幅があるのか!と驚くばかりで、
笑ったり、笑ったり、泣かされたり…大忙しでした。
現実世界に存在するものを、こんなに可笑しく料理できるのね…と思いながら、
でも、そうにしか見えないという不思議なパラレルワールドへ行った気分。
A先生のアドリブの破壊力にびっくり。
外から聞こえたデモすら笑いに変えていました。


ラスト、せきしろさん作の『ホーム』。
芸人さんが主人公のお話で、まさか「葉っぱ」があんなに泣けるとは思わず。
高橋さんの無言の演技にもやられました。ヒロトやってた時と全然違う…
胸を締め付けられて、じんわり響いてくるというか。
『カキフライ〜』とかで感じていたせきしろさん独特の哀愁が溢れていて、
やられていたところに、その感情すら笑いへ変えていくエンディングテーマ。
そこらへんが、素晴らしいなと思いました。
失礼を承知で言うと…
ギースの尾関さん=かっぱ寿司のイメージが多くをしめていたわたしの頭は(その寿司の件もいじってました)
『隣の晩ごはん!』での狂気と『魔王』での面白いくらいの美声にやられてしまう。
高佐さんの変幻ぶりにもうっとり。
アフタートークで山ちゃんが話し出した瞬間、胸を隠す山脇さんも可愛かったなぁ…
あと、コントのオチだけで構成されるというびっくりなコントも
妙に面白く堪りませんでした。
山ちゃんが楽しんだ様子もものすごく伝わって、
舞台裏を「ルーブル美術館」に例える素晴らしさ。


前半と後半に休憩がてらの親切な幕間映像があったのですが、その衝撃が…
「どうしたらあんなことになっちゃうの?」と「どうしたらそれを見つけられるの?」という
混乱で脳裏に焼き付けられまてしまう…


前回見てればもっと良かったな…と欲ばったり、
自分のバックボーンが足りないせいで、もっと面白く見れたんじゃないか…とも思いつつも、
それでも面白いコントばかりでした。
エンドロールで「企画ナイト」の文字を見つけ、妙にじーんときたり。
このライブでA先生のユーモアに対する真摯な姿勢を見た気がします。



余談ですが、アフタートークで山ちゃんが
「又吉と見てたんですけど…」
「2人でコント見ながら入り込んできゃっきゃしてた」(みたいな雰囲気のことを言ってました)
という余計なことを話し出すもんだから、予期してない単語を処理しきれず
「またよし?又吉?MATA-YOSHI?」と又吉を変換しまくる状態に。
その後、本人を見かけ、手が震えるという悲しさ。
いや、夜は寒かったからかな…そうだよな。
オシャレなイケメンでした。


濃い時間をありがとうございます。
次回があれば、ぜひ足を運んでみて欲しいライブです。