ポイントちょうだい。

又吉さんに会いに行ってきました。


又吉直樹主催
『実験の夜 Vol.21』



又吉さんから最近あった大きな出来事の話。
三浦淳宏選手の引退試合に出してもらったことだそう。
5分くらい出れればいいかなと思ったら、現役の選手のみなさんは20分しか出れないという決まりがあるらしく、
むしろ又吉さんは20分くらい出て欲しいとのことだったが、控室に行くと周りがオシムジャパンばかり。
こちらの話は、又吉さんがコラムに書かれているので、そちらを…
又吉直樹の名言コラム 其ノ十七「又吉サボルナ!」
http://www.kinejun.com/Portals/0/serial/matayoshi/


サッカー選手を諦めることができた理由のひとつに大久保選手の存在があったそうで。
この試合で大久保選手にも会うことが出来て、熱く話すことができ、もう少しで泣きそうだったのに、
大久保さんからまさかの一言で感動どころじゃなくなってしまったそう。


一緒に帰れるし…ということで、
今回のゲストも同居人であるジュージーズ児玉さんとパンサー向井さん。
●ダマさんの家事。
この日、おうちの排水溝の検査があったらしく、仕事でいないので児玉さんに対応して欲しいとお願いした。
しかし、その時間になると又吉さんの電話が鳴る、鳴る。
電話に出ると、「家に誰もいないのですが…」とのこと。
「お願いしたやん。そういうの全然やんないよな?」と言われてしまう児玉さん。
「一番家にいるでしょ?」と向井さんにはイタいとこを突かれる。
それに対して児玉さんは、やってると主張。
「ペットボトルだって、パッケージ外して、キャップ取って、透明のボトルにしてるじゃん。あれ結構めんどくさいんですよ」と。
その後
・児玉さん靴下食べてる疑惑発生
・又吉さん洗濯物の2つあるカゴの分け方が覚えられない
・児玉さんはパンツじゃなくパンティーはいてる?
といった話題で盛り上がる。


●影響与えあってる?
お互いに影響を与え合ってるという三人。
今、家ではパイナップルブーム。
一口大に切られたコンビニで売ってるパイナップルの消費量のほとんんどを食べてるくらい食べている。
そのきっかけは又吉さんが食べ始めたこと。


●振り向かせるスペックが欲しい。
又吉さんが二人から受けた影響のひとつは『SPEC』だと言うが、
その話を聞いた向井さんに「見てないでしょ?」と言われてしまう。
児玉・向井の二人はドラマ『SPEC』が大好きで、
先日、深夜に放送されていた再放送を録画して見ている。
しかし、一番遅くに帰ってくる又吉さんは、二人がドラマに夢中で自分に興味を持たないことが気に食わない。
見てる二人の邪魔をすることに必死な又吉さん。
帰ってきた又吉さんに見向きもしない二人に対して、
テレビ画面の前に立ち焼きそば食べたりしている。


と今回も楽しい同居人トークをしていると
次のコーナーには児玉さん出ないということで半笑いではけていく。
向井さんカンペを出し、コーナーにいきましょうと。
大喜利
今回は大喜利を、又吉さんがやったことない人とやってみようということで後輩の皆さんの登場。
・13期生 感動ピスト 実川さん
NSC13期を首席で卒業したらしく、一年間はそう言うようにとスタッフさんに言われてる。
又吉さんから見たイメージは「パン焼くのうまそうやね。」
・17期生 トッポギフィーバー 上間さん
「トッポギフィーバー」というコンビ名をただただ言いたいだけに
「トッポギフィーバー」を連呼する先輩二人。
・9期生 サヨナラダンス 中村さん
ここに来て又吉さん(5期生)よりの9期生の登場。
自分と雰囲気の似た風貌にいつもは自分が言われている台詞を嬉しそうに言う。
「血抜いてきたの?」「死神みたいやな!」
・13期生 限界チャージ 熊澤さん
先輩たちにより風貌から「オナベみたい。肌つやに髪型も。」と言われる。
というこの4人と又吉さんで大喜利をすることに。


お題
「この女の子、忍者なのかな?どんな子?」
「霊柩車の中がオシャレ。どうなってる?」
「愛犬が最後に言った言葉」
首席なだけあって、若いから数こなさないと感動ピストの実川さん頑張る。
それに負けじと、トッポギフィーバー・限界チャージのお二人も奮闘。
答えでもオナベ感出ちゃってる熊澤さん。
後輩たちのフレッシュ感に負けないよう、
又吉さんも大きな声で「はいっ!」とぴんと手を挙げフレッシュ感をアピールするも、
2回目でいつもの「はい」に戻り注意される。
向井さんがポイント采配を任されており、ここまでで又吉さん2ポイント獲得。


すると、まったく答えを出していなかったサヨナラダンス中村さんが突然、右手を挙げ、指を鳴らした。



中村さん以外はみんな固まってしまっている。
時間が止まった。


時間を止めることができるスペックの持ち主だった中村さん。
中村さんの何も思いつかないイライラの矛先は2ポイント先取している又吉さんへ。
又吉さんに触れ時間を動かし「向井を殺すぞ!」と脅すと、
「児玉はいいけど、向井はやめてくれ。」
面白い答えを書けと詰め寄られ、中村さんのスケッチブックに又吉さんが答えを書くも、
再び時間を動かすと、その答えがことごとくスベリ続けるため、
「『IPPONグランプリ』で優勝できなかったからって、後輩集めて大喜利やって。」
「お前を観に来てるから、お前の答えで笑って当たり前」と又吉さん責められる。
最終的に、裏で話してる児玉さんと・しずる村上さん(同じように時間が止まっている)を舞台上に連れてきて、
ハチャメチャになり、大喜利どころではなくなってしまう。



暗転した舞台のモニターには
「コント スペック」の文字。



○中村さんとトーク
又吉さんが以前から気になっていたというサヨナラダンス中村さんを掘り下げようというコーナー。
又吉さんと中村さんでトーク


●又吉さんのおかげ。
中村さんは、又吉さんのおかげで芸人続けているという。
それは、以前又吉さんから言われた「またな」という一言。
同期のみんなと呑んでいる時に、違う席に又吉さんもいた。
中村さんが帰り際、みんな反応しなかったのに又吉さんだけ「またな。」と言ってくれた。
前のコンビ?も解散してしまい、どうしようか悩んでいた時期で、
その一言が、芸人を辞めないで続けていれば何か呼んでくれるのかな…
又吉さんが自分に興味持ってくれているんじゃないか…
と思えて、それから5年かかって今回同じ舞台に立つことができた。


●中村さんのおかげ。
又吉さんも以前から気になっていて、大喜利に出てももらおうと思ったけど、
何の前振りもなく、いきなり出てもらうのもあれかなと思っていたらタイミングがなかった。
雰囲気が被っているから、同じコントに出れないと悩んでいた。
今回のライブ何をやるかが3日前まで決まってなくて、どうしようかと思って無限大に来た時、
後輩がわいわい沢山いる中、一人佇んでいる中村さんを見つけて、今回のコントをやろうと思ったそう。


中村さんは京都生まれで、又吉さんと同い年の33歳。
大阪生まれの又吉さんは「近くで過ごしてきたんやなぁ」と。


●ほんとは得意。
同期ということで、児玉さんと村上さん、向井さんも登場。
今回はコントだったため、答えを出す機会はなかったが、
中村さんはこないだの『IPPONグランプリ』の予選?でもいいところまでいったくらいの実力の持ち主。
村上さんは、裏で見ていて、あの大喜利がコントだと分かった瞬間、お客さんがほっとした空気を感じたそう。
このコントは、又吉さんの調子が良くなければ成立しないコントで、
向井さんは初めて「ポイントちょうだい」と又吉さんに言われたそう。


コントとか一緒にやってくれる新しい人を探しているそうで。
ほぼ毎回出ている村上さんは登場した時「また?」みたいな空気を感じてしまうそう。



●揃ったサヨナラダンス。
その後、中村さんの相方滝野さんも来ているとのことで舞台に登場。
滝野さんの風貌は「こんなに顔四角い人始めて見た」と向井さんに言われる程で
その後も「キッコーマンのマーク?」「マウス入れてんの?」などとツッコミを受ける。
同期から見て中村さんはコントの方が向いているそうだが、サヨナラダンスは今漫才をしている。
何やら滝野さんの顔がジャマになるらしく、シュールなコントができない。
滝野さん曰く「自分(の役)しかできないんですよ」


●オレらの名前は、ガッチャ・ガッチャ・ガッチャ!
9期生はNSCで唯一ナベアツが講師をしていた時だったそうで、
中村さんの組んでいたコンビ(ミューロ?というコンビ名だった気がします)と運命の指というコンビは評価が高かった。
養成所時代、ジューシーズ児玉さんと赤羽さん、サヨナラダンスの滝野さんで組んでいたトリオ「ガッチャ」。
このトリオの登場の仕方が普通じゃなかったということでそれを披露することに。
「はい、どうも〜」で登場するのが普通の中で、ダンスしながら唄って登場する三人。
赤羽さんはいないので、赤羽さんの役を中村さん。
斬新さに盛り上がる会場。
(「0301030 がっちゃ」でネット検索すると、動画出てくるようです。)
養成所時代は2分しかないネタ時間に、どこに時間割いているのかと不思議だったという又吉さん。


そのガッチャとミューロと運命の指の一人づつが組んだトリオが、前は三人だったサヨナラダンス。
今は、その運命の指だった人が辞めてしまい、コンビになった。




今度は中村さんに大喜利やコントに出て欲しいという話になったのだが、
最後の告知で滝野さんも同居しているということが発覚。
そこから、「シェアハウス対決しましょうよ!」となるものも、
出て欲しいという話になった中村さんには関係ない対決になってしまう。
とわちゃわちゃしていると、再び時間を止めようと中村さんが高らかに指を鳴らす
……も中村さんのスペックが効かない。
横で踊りだした児玉さんのスペックかと思いきや、
児玉さんの意思でやっているものではなかった。
この中に、ものすごいスペックを持ったヤツがいる!と煽られた中
「ははは〜!」と笑いながらノートパソコンを手に登場したのは、
ラストといえば安定のロシアンモンキーすーなかでした。


次回は12/27(金)
よかったら、みなさん来てくださいとのことでした。




又吉さんのトップスの真ん中に小さく数字?が書いてあって
遠かったので、その数字が気になって仕方なかった序盤。
そこばかりに目を凝らしているという…もはや何を見に行ってるんだ自分と反省しきり。
それにしても、すーなかの扱い…


中村さんが、滝藤賢一さんにしか見えなくなり、困惑しつつも、すごい雰囲気のある方でした。
滝野さんとのバランスがどうなってるのかとネタが見たくなりました。
なんで、中村さんは答え出さないんだろう?と不思議だったので、
そうか!そういうことか!とすっきりと驚きの展開。
コロッと騙されました。
ん〜フリートークすら、前フリだったとは…3日でこんなことになるのか…天晴。
菅さんだっけかな…間違ってるのに、自分が試されてるんじゃないかと思うって同じこと言われてた気がします。
しかし、9期ってすごいな…
児玉さんの動き、いつ見ても面白いって何なんだろう。


大喜利する姿を見てたら、
IPPONグランプリ』…
「二度あることは三度ある」って言うし、
「三度目の正直」ってのもあるし…
と身勝手に思ってみたくなりました。


今回も、皆さま楽しい時間をありがとうございます。
このライブのおかげで、また新たに芸人さんを知ることができました。
感謝。