心は一番上等。

又吉さんの回の『ファミリー・ヒストリー』を見ました。
始まる前は、すんごい番組に出るもんだなぁと思っていましたが、
やぁ…いい番組でした。


今回は、又吉さんの祖父の軌跡を追うというもの。
ご両親や親戚の方も登場して、寝屋川と沖縄で撮られたようでした。
見ていて、温かい家族だなぁと思う素敵なファミリー。


印象的だったのは、又吉さんの祖父である宝善さんの人柄を知る人たちが、
「心は一番上等だった。誰にきいてもみな分かるよ。
 非常に人のことをしてきてる。苦しい人を助ける人だった。」や
「だいぶ助けられましたよ。」という言葉を口にしていたことです。
自分のことをさしおいても、人のことをする人だったと。
写真で見る限り、がっちりとした頼れる人というイメージを持ちましたが、
まさにその通りの方だったようです。


この話を聞いて思い出すことがあります。
又吉さんの人柄を聞かれた周りの人たちが口を揃えていうのは、
「やさしい」「とにかくやさしい」というものだということ。
本人はそんなことは言いませんが、
東京に出てきた友人のトリオに自転車を一台づつ買ってあげたとか
忙しい後輩をテレビで見て、ストレスにはカレーが効くそうですとメール送ったとか…
書き出したらキリがありませんが、
友人・後輩のみなさんから出てくるエピソードには確かに重なるものがありました。
最近は同居生活で、ややこしいエピソードも耳にしましたが、
根本に流れているものは、血筋なのか「やさしさ」なのかなと感じざるおえません。
そのややこしさも「普段は神。酒飲んだら鬼。」の人間らしさと同じなのかなと。
やさしいと言われていた祖父の人柄を知り、
又吉さんは「これから似せていこうかなと思います。」
謙虚にそんなことを話していて、「こういう人だからなんだなぁ…」とまた胸を打たれました。


今回の終わりにもあったように、最近は口癖のように
「いつか結婚できたらいいな」と話していますが、
この番組を見ていたら、又吉さんはしあわせな家庭を持てそうだなと思いました。
しあわせになって欲しいなぁ…


やぁ素敵な番組だった…感謝。
家族っていいな。
くるりの曲がはまりすぎて、より胸が熱くなりました。