殴る・殴られる・撮る。

雨が降るのか降らないのかと悩みつつも、行ってこれました。


又吉直樹主催
『実験の夜 Vol.20』


又吉さん登場し、このライブ雨が多いらしいですが、毎回来て下さるお客さんの中にきっと…
と雨が降ることをお客さんのせいにしてみながらスタート。


色んなお仕事させてもらう中で「綾部さんってどんな人ですか?」というアンケートがきた。
夜中に綾部さんについて思い悩む。
思いついたのは、「慣れなれしい。」
2回目くらいのメイクさんもすぐ下の名前で呼ぶ。
又吉さんにしてみれば「名前いつ聞いたんや。」
その他にも、忙しいメイクさんに「どっちだと思う?」とクイズ出したり、
道を歩く女性に突然「お母さん、お買い物ですか?」と話しかけたりしていたらしいです。



又吉・児玉・向井の3人で住むようになってから、3人でお仕事をすることも増えた。
芸人3人で住むって、すごいエピソードを期待されるが、ただただ楽しいだけ。
ということで、今回のゲストは同居人であるジューシーズ児玉さんとパンサー向井さん。



●楽しいけど…ポコパン。
3人口を揃えて「楽しい」と。
一緒に住むと喧嘩するという話を聞いていたが、そんなこともなく。
しかし、向井さんからクレームが。
又吉さんがポコパンし過ぎだといいいます。
(ポコパンとはLINEのゲームのことらしい)
3人でリビングで話していても、手にはiphone
話しながら、ポコパンの合間に向井さんを見るらしい。


又吉さんは今までゲームはやらなかった。
3人で住むことになってLINEを始めたら「ポコパンやりませんか?」と誘いがくるようになり、
それを断るほどの自分ではないということから始めた。
話ている時にもやっている理由は、ポコパンをクリアして早く終わらせるためなのだが、
ポコパンは上手くできており、友だちと協力しながらでないとクリアできない。
何やら「クローバー」というものを誰かからもらわないといけないのだが、
生憎又吉さんは友だちが少なかった。
そこで、同居人であり友人である児玉・向井にもポコパンをやってほしいと勧誘。
しかし、始めない2人。
向井さんは、その勧誘にお怒りのようで「送るなっていったでしょ!」
LINE誰からかなぁとわくわくしているのに、又吉さんからポコパンのお誘いだとがっかりする。


すると、何のタイミングか児玉さんがポコパンを始めた。
やり始めると、時間も絶妙だし、楽しいと児玉さんもハマった様子。


ある夜、3人で番組に出させてもらって、帰ってきてから反省会を開いていた。
向井さんが先に眠り、又吉・児玉2人で熱く語って、児玉さんが一人反省すると部屋へ帰って言った後、
その部屋から「ポコパン!」と聞こえてきた。
反省してないやんと。
児玉さんはリビングで話している時から、やりたくて仕方なかった。


途中、謎のタイミングでカンペを見る又吉さん。
向井さんに注意を受ける。


●お酒飲まないって言ったじゃん。
この3人はお酒を飲まないから仲良くなったところもある。
しかし、最近になって又吉さんと児玉さんはお酒を飲むようになった。
こないだも向井さんが部屋で眠っていたら、「さとしく〜ん♪」と又吉さんが部屋へ。
「ちょっときて♪」と寝ている向井さんを起こす。
この様子を向井さんが話しているのを聞いて、自分の行動を客観的に知り「ゲイやん。」と又吉さん。
財布をあげる約束をしていたらしく、財布を渡し又吉さんも部屋へ。
すると、隣の部屋から重低音の音楽が聞こえ、時たま又吉さんの「ふぅ〜!」という声まで。
又吉さんほろ酔いでのご帰宅だった。
いつもヘッドフォンで音楽を聴いている又吉さんの部屋から
2ケ月経って、始めて音楽が聞こえてきた。
2つの飲み会にお呼ばれしてハシゴしてきてからの帰宅だったので、ご機嫌だった。


この出来事に向井さんは「ほろ酔いで帰ってくるの禁止!」
「お酒も飲まないし、ポコパンもやらないの!」と


●すぐ撮る向井。
向井さんは、楽しいことや面白いことがあるとすぐ写メする女子みたいなところがある。
先日も児玉さんがパックをしだしたので、面白くなり写メりだす向井さん。
その写メを見せてくれることに。
楽しく連写していたら、児玉さんの背後に何やら人影が。
すると、天狗のお面をつけた人物が児玉さんの横に座り、彼女ヅラでピース。


又吉さんは、連写しいている向井さんにばれないように
天狗のお面を仕込んでいたつもりだったが、
その姿がばっちり写真に写りこんでしまっており、恥ずかしい思いをすることに。



●暴力男・児玉。
児玉さんは以前から銭湯に行くとテンションあがりすぎて、
又吉さんのおしりを蹴るという習性があったが、
3人で住むようになって、その症状が悪化してきている。
すぐ手が出るそうで。
テレビの収録に行っても、タメ口になっていることに気づき、敬語にしたりしている。


児玉さんから見て又吉さんは4年先輩にあたる。
又吉さんの4年先輩と言えば、品川庄司さんなどになり、
同じことを出来るかと言われれば、絶対に出来ない。
児玉さんは、又吉さんを見ると何かしたくてウズウズしてきてしまう衝動を抑えられないそうです。


そんなある夜の出来事。
これはどっちが悪いかみなさん判断してくださいと。
向井さんがスマホで動画を撮影していということで、その動画を見せてくれることに。
前提として、児玉さんがおなかが空いてコンビニに行こうとすると、
又吉さんも自分も一緒に行くと。けど、やっぱり行かない。を30分繰り返した結果の映像。
ついに児玉さんキレ、又吉さんを床に投げ倒し、引っ越しの段ボールで叩く、叩く。
叩いた後は、きちんと段ボールを元あった場所に戻す2人。
気が済み「僕、行きますよ」と告げ行こうとすると、
「やっぱり行く」と言ったのに謎の理由をつけて「行かない」と言い出す又吉さんにキレる児玉さん。
の繰り返しが真夜中に延々続いたそう。
「ボケやんか」と言う又吉さんでしたが、
児玉さんはお腹がとっても空いていて、リュックも背負って準備万端・行く気満々ですぐにでも行きたかった。
そのせいか、児玉さんのリュックはパンパンでした。


こんなこともあるけども、先日家であまりの楽しさに児玉さん思わず
「ホモだったら、良かったのに…」
それに対し又吉さんも「せやな…」
と言ってしまうほど、楽しいそう。


●コーナー
『実験の夜』のMCと言えばこの人、しずる村上さん登場。
○スリーショットで合わせよう。
お題が出されて、3カウント数える間に、すぐさま3人で協力してそのポーズを取って写真に納まるというもの。
村上さんから「「殴る・殴られる・撮る」って役割分担ができてるから大丈夫ですよね。」と言われる。
向井さん「僕、撮る側じゃなくていいですか?」


・お題1「ビジュアル系バンドのアルバム」
髪で顔が見えない又吉さんは、大胆な心霊と言われる。
それに対し又吉さんは、後ろで息ぴったりのビジュアル系を意識している児玉・向井の2人に、
「ポップすぎる」という難癖をつける。
・お題2「CanCamの表紙」
又吉さん真ん中おかしい。
きちんとCanCamしてる両端の二人に挟まれ、目線も覚束ない又吉さんは
「霊が前に出て来ちゃだめ。前霊。」と言われてしまう。
あまりの顔の白さに役作りしすぎと。
・お題3「奇才映画監督のポスター」
奇才感を出すため、仰け反る又吉さん。
それを見た村上さんは「小田和正さんの『ラブ・ストーリーは突然に』のジャケットじゃないですよね?」
中々、モニターに写真が写らず村上さんは「編集が奇才」
・お題4「千手観音」
児玉さん向井さんに手が丸被り。
又吉さんちゃんと手をずらしていて、恥ずかしい。
・お題5「希望・絶望・無」
向井さんに「希望な」と児玉さん「じゃ絶望やります。」と各々の役割を思いっきり口に出して分担を決める3人。
声に出せば誰でもできると注意を受ける。
希望・向井、絶望・児玉、無・又吉という分担はきちんとできたが、いまいちな仕上がりに。
向井さんの希望がダサイという話になり、それならやってみてくださいと言われ又吉さんも試みるも
案の定ダサイ仕上がり。
その中でも村上さんは、希望と無の距離感が素晴らしいと。
・お題6「ペガサス」
速攻、背も一番低い又吉さんを一番下にした児玉さん。
その上に飛び乗り、その上にまた向井さんが飛び乗る。
奇跡的に、ペガサスの翼らしきものが又吉さんの横から出ているように見えたが、失敗。
・お題7「マカンコウサッポウ」
女子高生の間で流行っている写真の撮り方。
この撮り方を知らない又吉・児玉コンビは
ピッコロの「魔貫光殺砲(まかんこうさっぽう)」のポーズばかりしている。
向井さんが一生懸命説明し、撮影。
児玉さんが繰り出した「マカンコウサッポウ」に当たる又吉さんと向井さん。
向井さんに至っては、当たりすぎて、写真から飛び出てしまっている。
しかし、又吉さんは、児玉さんが繰り出した向きとは全く違う方に飛んでおり、
その方向では、児玉さんの肩からも出ていることになる。
結果として、児玉さんの繰り出し方、当たりすぎて映らない向井さん、すごく飛んでいる又吉さんと
すごくうまく撮れているので、奇跡的に成功。



○台詞を引き出そう。
一人が頭に台詞が書かれたパネルをつけ、それをつけた本人からその言葉を引き出せれば成功。
・又吉さん「殺すぞ」
又吉さんが普段滅多に言わない台詞だったので、引き出すのに苦労し、失敗。
頭に「殺すぞ」と貼り、赤紫のセットアップ姿の又吉さんの見た目が怖すぎる。
・向井さん「俺の方が可愛い」
児玉さんと肩を組んで又吉さんが一言「俺たちの方が可愛いよな」と思わず、そのまま読んでしまう。
又吉さんは、その自分の行動に恥ずかしがる。
その後、「オガチンの方が可愛い」と言われ
「俺が一番可愛い!」と向井さんが口にしたことで、雰囲気的に合っているので何とか成功じゃないかという空気に。
その言葉を村上さんにより改めて言わされるという辱しめを受ける向井さん。
しかし、又吉さんの一件があったので、結局…失敗に。
・児玉さん「ぺろ〜ん」
児玉劇場開演。
児玉さんから繰り出される素晴らしい擬音語と動きの数々に大いに盛り上がる。
向井「アイス食べよ」児玉「ぺろ〜んぺろ〜ん!」で成功。
児玉さんは擬音を言えば、擬音で返してくれるといういつもの行動を見事に活かした結果が出た。
この様子が、3人でのいつもの生活が出ているようで恥ずかしい3人。


その流れのまま、又吉さんが「告知ありますか?」と聞いていると、乱入者が。
頭に先ほどのパネルをつけたロシアンモンキー すーなか。
安定のラスト1分。
驚く一同と盛り上がる客席に、無理やりゲームを始める。
速攻「ねんでやねん!」と成功。
又吉さんは呼んでいないのに、勝手に作家さんと打ち合わせをし、
これならウケるやろと頭につけたパネルが「なんでやねん」であることを認識しての登場だった。
そんなすーなかの告知は、
『ロシモンの裏』が神保町花月で11月2日(土)18:45〜あるそうですので、ぜひ。


今回は、「ありがとうございました!」とあっさり締めて終演。
次回は11月27日(水)。






今回は、3人の共同生活を垣間見たというか覗き見たという感じでした。
これがまぁ楽しそうで。
ライブ中に何度か児玉さんと向井さんの声が揃う場面があって、
もはや双子みたいになってきています。
「ラブストーリーは〜」の下り「まさに!!」とわたしはかなり面白かったのですが、
笑っている人年齢がバレますよと村上さんが言っていて
そういえば隣の女の子も首を傾げていて「はっ!…」としてしまいました…


相変わらず、児玉さんとてつもないな…と思わされることばかり。
児玉さんの傍若無人ぶり・児玉劇場、素晴らしかったです。
あの独特の動きとあの擬音語。
聞いたことも見たこともないもので、どこから出てくるのと思うばかり。
劇場を飲みこんでいました。
きっと、3人でテレビに出る機会も増えて、児玉さんにも光が当たるのも時間の問題でしょうか。
松橋さんも『アメトーーク』に何度も出てるし、ジュージーズももうすぐ…


3人がほんと引くくらいに仲良すぎて、わちゃわちゃしていて微笑ましすぎます。
あんなに気が合うことがあるんだなぁと思いつつ羨ましいです。
ライブ中も、児玉さんは「まったん」と呼び、又吉さんは「さとしくん」と呼び。
段ボールで叩いていても、笑っちゃう。
あれは又吉さんが悪い…と思います。
村上さんのMCがとても素晴らしくて、うっとり。
安定のすーなかの登場ににんまり。
又吉さんが少年のように楽しそうで、見たことのない姿を見れた気がします。


ツイッターFacebookもLINEも何もやっていないわたしは、
又吉さんの先端ぶりに、自分を顧みてしまいました…


又吉さん・児玉さん・向井さん、そして中須さんと村上さん。
楽しい時間をありがとうございます。
わたしは雨女じゃありません。