今、何時?

又吉さんと『スタモン』のリベンジで狩野さんを見に『ずしゃる』へ行ってきました。
ちょっことだけ書きます。


○新作コント
「座して待つ」「マジで?」
ピンクの照明でお楽しみのお着替えタイムあり。


○コントの後はしずるのお二人でトーク
●ここは新宿。
後輩の松浦さんのアドバイスを受け、彼女にジルの化粧品をプレゼントした池田さん。
ルミネのジルで値切り交渉をしたと聞き、村上さん驚く。
普通に買い物してしずるの好感度下げないでよ〜
合計額を電卓で渡され、その電卓で値下げした金額を店員さんに返す
ということをして困らせていたがそれを4回繰り返し4千円値下げした結果、
4回目で店員さんもミニコントと理解してくれ笑顔に。


●クイズ。
ジル・スチュアートも良く分かっていない池田さんに村上さんからクイズが。
Q1「アナスイは?」
A1「穴の水?池?」
Q2「(ジェラート)ピケは?」
A2「サッカー選手?ピコ?」
それはサーフブランド。
村上さんは池田さんの受け答えに、
これは何かに繋げられるんじゃないかと手ごたえを感じた様子。


●日常に潤いを。
村上さんはコンビニですっぴんのままアルバイトをする女の子は嫌。
すっぴんということは、そこでトキメキを求めていないということになる。
お釣りを返す時にぎゅっとされたとかそういうドキドキが欲しい。
そんな村上さんに、コンビニでバイトしていた池田さんはそこまで求めない。
バイトしているだけで、ダルいのに、そこまで求められても困ると。


●デキる人。
コンビニでは、年齢確認のボタンやスイカのボタンを省略できるらしい。
それなのに、どう見ても70過ぎのおじいちゃんに
年齢確認ボタンを押させている店員がいて驚いていまった。
でもおじちゃん側からすれば「まだそう(70過ぎに)見えてないんだ!」
と思えるんじゃないかという池田さんにそんなことはないと。
デキる店員さんは、そこを省略してくれるそう。
そして、お釣りでお札と小銭になる時
みんながみんなお札から返せばいいってものじゃない。
又吉さんはコンビニでバイトしていた時、お客さんのお財布を見て、
お札から返すか小銭から返すか変えていたらしい。
村上さんは、流石、売れる人だと。


○ゲスト登場。
ゲストで呼びこまれると突然、銃声が聞こえ又吉さんがピストルで撃たれてしまう。
すると、拳銃を持ったスナイパーが袖から現れ、
客席に一発撃ちこんだところ、客席全員が倒れてしまった。



というドッキリを狩野さんに仕掛けたら、ドッキリをよく掛けられている狩野英考は
どんなリアクションを取るのかという実験。
ドッキリなのかもよく分からず、状況が理解できない狩野さんのところに
ドッキリの看板を持って登場した村上さん。
看板を見てドッキリと認識できたようでしたが、
それまではなにがなんだか、ドッキリなのかも分からずだったそう。
死んだフリをしていて、声しかリアクションが聞こえませんでしたが
困惑の声が聞こえました。
なんで一発しか撃ってないのに、みんな倒れちゃうんだろうと不思議がっていたよう。


●団長と団員。
又吉さんと狩野さんには何の繋がりもないかと思いきや、
実は「狩野軍団」の団長と団員。
ヘコんだ時に村上さんに慰めてもらおうと電話すると
又吉さんと食事に行くからと断られてしまった。
でも、よく考えたらなんで又吉さんと一緒のところにいたらダメなのかと思い
電話をかけなおし、一緒にごはんを食べたことがある。
その時、ミステリー小説を書こうとして終わりはできているものの
そこまでの過程で悩んでいた狩野さんは又吉さんに相談。
すると、その悩みを真剣に聞いて解決してくれる又吉さんに感動。
文学の話なのに「数学みたいに解いてくれたんですよ!」と嬉しそう。
そこで、狩野軍団に入ったそう。
又吉さん村上さんの他にはバカリ升野さん、ナイツ塙さんなど。
新年会をやりましょうと盛り上がる。
仕事でしか面識がないメンバーたちを狩野さんがかけ橋になって盛り上げてくれるそう。


又吉さんは又吉さんで、又吉さんは「友達」だと言っている仲間がいる。
中須さんを先頭にジェンさん、村上さん、児玉さん、向井さん、好井さん…など。
言いだしたら、東京の若手がほとんど入ってしまうそう。
又吉軍団に入るには、一応基準があって「面白くて闇がある人」
狩野さんには、全く闇が見えない。
狩野軍団に入るには「優しい・面白い・何か吸収できるようなものを持っている」


●狩野さんと尾形さん。
狩野さんと同じ宮城出身の尾形さんは、宮城出身では珍しいタイプ。
今はだいぶ変わったが、宮城の人は、声に出して笑うような人はあまりいないらしい。
「ラーメン・つけ麺・僕イケメンっ!」より
「サンキューーーーっ!」の方がトリッキーだと思っていたらしい。


なんの悪気もなく又吉さんを一生懸命かばおうとして又吉さんを傷つける尾形さんや
「カジキマグロさんに何するんっすか!」と真剣に叫ぶ尾形さんの姿が
はっきりと目に浮かびました。
又吉さんの口から聞くエピソードは面白い。
ので、今日は割愛です。


●ってか。
団長になるには、面白い・優しいとかじゃなく器の大きさが大事だという話をしていた時。
道でこんな風に声かけられたらどうしたらいいかと狩野さんが話していて
突然、何の脈略もない「今、何時?」という言葉を発して、
舞台上の他の3人から客席までのみんなを笑いの渦に巻き込んだ狩野さん。
しかも、みんながまだ笑いの収集ができてないにも関わらず
「ってか…」と話を続けようとし、又吉さんに止められる。
笑いながらも「何時だったらいいの?」という村上さんも素敵。



後半は、年末処分市とういことで皆さんがいらなくなったものをプレゼント。
リアルに処分したいものと宝のようなTシャツを持ってきた池田さんに
ほんとに使えるものをくれた村上さん、
おしゃれ1位らしく可愛いニット帽をくれた又吉さん、
50TAの非売品のCDを出すも、みんなのサインを入れるということで
渋々受け取ってもらった狩野さん。
狩野さんのイジり方を分かっている素敵なお客さんでした。



来年からは「コント師」を事務所関係なく呼んでいくライブになるとのこと。
来月はラバーガールと鬼ケ島。
東京03やキンコメ、トップリードなどの皆さんに来てもらえたらなぁと。
池田さんが必死に「コント師」って言っても
そんな堅苦しいものじゃないと訴えていましたので気軽に。
その流れで…
「『ずしゃる』ならピースのコントもやってくれますよね。」という村上さんの問いに
「……はい。」と又吉さん。
村上さんならやってくれると信じています。


今回見ていて、狩野さんを生で見たらきっとみんな好きになるだろうなと思いました。
凄い。闇が一切ない狩野さん。眩しいくらいだ。
あんなに天真爛漫でくったくのない憎めない人がいるだろうか。
しかも!生「涙」を聞けました。しかも!口笛付き。
まさに棚から牡丹餅。


このライブを初めて観ましたが、毎回新ネタを作っているなんて凄い…
コント師」だ。
そして、しずるはトークも面白いと実感しました。二人の距離が均等というか、
池田さんのネガティブを村上さんのポジティブが上手く調和していて。
自然体というか。舞台と客席の段差なんかないくらいに。
池田さんの中の「悪魔と悪魔」の戦いに「池田の中の天使、頑張れ」という村上さん。


マニュアル店員に年齢確認をされ、震えた指でレジの確認ボタンを押すおじいちゃんや
ストローでビールを飲むおじいちゃんを今日も思い出し、一人笑ってしましました。
今も書きながら笑っています。


トークの中に出てきたのですが、ドラマのような老夫婦いいですね。
きっと、あるところまで達すると、全てはもっとドラマティックなのかもしれません。
何もかも恥ずかしさなんて通りこして、すっとそういう言葉が出てくるんだろうな。
村上さんは日常のいろんなところでロマンティックを見つけようとしていて
見習わなくてはと思いました。
池田さんびっくり先生お気に入りなのかな。見れて嬉しかったです。



しずるのお二人、又吉さん、狩野さん。
楽しい時間をありがとうございました。
今年のルミネ締めです。今年もたくさん笑った!感謝!
そして血迷った結果、年越しは山ちゃんと一緒。幸あれ。