おめきゃし。

ガールバンドの漫才を見てきました。
ほんとこのライブは、普段劇場で見ない客層の方がいて
自分も人さまのことは言えませんが
「みんな好きだね…」と内心ニヤつきながら開演を待っていました。
そして、本日…すさまじかったです。
狂ってますね。勿論ホメ言葉です。



分ける必要もなさそうなくらいきれいな1本の漫才でしたが
「年末」→「お父さん」→「記者会見」→「テレビに出れるか出れないか」
というような流れでした。
後半、下ネタも入りましたが、
伏線といいますか前のネタがきちんと後半効いてきたりして
回を追うごとに繋がりがなく、1本の漫才として成立しているように思います。


わたしは、ガンマイクのくだりと
カーネルサンダースのくだりで涙がちょちょぎれるほど笑っていました。
吉田さんのように「何言ってんの」と思いながら、
面白くてたまらなかった。笑いすぎて前が見えなかったです。
だって、光景が目に浮かんじゃったんだもん。
宮根さん見ると笑っちゃうかもな…
大体「何言ってんの」ってツッコんでる本人がつくってるんだから、もうおかしい。
このライブの後はポイズンの世界を誰にもジャマされずに噛みしめていたくて
夜の町を歩いてしまいます。


しょっぱなからトイレに行きたがり
最後も締めようとする吉田さんのジャマをする阿部さん。
最初はかなりテンション低めでしたが、とても楽しそうに漫才をしていました。
今日、少しだけ冷静な頭が働いたところによると
吉田さんは、普通のことを普通に言ってる!と。
だから、阿部さんがどれだけへんてこなことを言っているのかとも。
それにしても、見ているのだけなのが悔しいくらい
舞台上の二人がたっのしそうなんです。
トラップかけあったりしてね。


以前、なんでポイズンの面白さが伝わらないのかと言い出すわたしに友人は
「劇場で見なきゃだめだよ」と言いました。
まさしく…だと思います。
わたしも劇場で見なければ、M1出てた人というイメージのままだったかもしれません。


今は、自由にネタ時間をくれる番組もありますが、大体の番組は時間に枠があります。
ライブであれば、その人が好きなように自由に使える時間があります。
そして、綾部さんじゃないですけど
昔から劇場に立っていると劇場がホームというような
お客さんがいるほうがやりやすいという人もいるように
同じ人前でもテレビよりリラックスしたいい状態になるかもしれません。
例えばネタの中でよりふざけだす阿部ちゃんをそれに困りながら投げだす吉田さん
というようなポイズンの気ままで自由にも見える面白さは
劇場であれば充分に味えると思います。
このネタをテレビでやれるのかというのもありますが…
60分がきちんと1本の漫才になっているということ自体、すごいんです。
毎回200人前後をキープしているようですが
ぜひ観て欲しいライブのひとつです。
なので、いつも以上に、ない頭から必死にひねり出して書いてみました…


お笑いに頭が狂った人たちのつくりあげるものは、
はちゃめちゃだけど、すんばらしい時間でした。
ポイズンのお二人、幸せな時間をありがとうございます。
次回も楽しみに待つのみ。