スター。

小学生のころ「慎吾くんと同じ誕生日だよ。」と教えてもらったことが全ての始まりでした。
それからずっと、ずっと、憧れであり、救いであり、恋い焦がれた人。
わたしにとっての「スター」と言えば、間違いなくこの人。
それから20年近く、生でその姿を見るのにどんだけ時間かかったのだろう。


ついに、その日がやってきました。

新選組!』で共演した際、
誰にも番号を教えないで有名な慎吾くんの携帯番号を*1
山本くんが盗み見てまで奪い取ったというエピソードはあまりにも有名ですが、
それ以来、山本くんの香取慎吾大好きエピソードは度々耳にします。


そんな二人が、10年ぶりに一緒に今度は舞台に立つという。
これは、堪りません。
三谷さんも好きなわたしにとって、『新選組!』で結ばれた二人が舞台に立つならば
これは観る義務がある作品だとか訳の分からないことを思っていたら、
優しいお友だちがチケットを取ってくれました。感謝。


兎にも角にも、香取慎吾がかっこいい。
踊っても、唄っても、演じても。
フェロモンと色気がとてつもなく溢れ漏れていて、
テレビで見ていたあの人と同じ人だろうか…と疑いたくなるくらいでした。
20年物の重たすぎる想いを抱えてしまっていたわたしは、
登場して涙すると言う気持ち悪さ。
存在するんだ…という嬉しさと、目の前にいるという喜び。
しかも、その人が想像以上にキラキラと眩しくてカッコ良かったものだから、どうしよもない。
「あの人が、わたしがずっと、恋い焦がれ続けた、人なんだ」
と実感してしまい、おいおい泣いてしまいました。
あの背丈も大きな舞台で活き活きと輝いている。


そして、局長と土方という絆で結ばれた二人で歌われて、涙するという
色んな感情がごちゃまぜになりながら、過ごしていました。


最後にレビューのようなダンスがついていて、
後姿でせりあがってくる山本耕史のかっこよさといったら!もう!もうっ!
ゾクゾクしました。
この人も何してもかっこいい。
スタイルがいいから、もう、
そして、誰よりも舞台上を楽しんでいるのが羨ましい。


20年かかったって、見れるのは稀なことかもしれないけれど、
やっぱりその機会を得た時は、ぜひ劇場へいって欲しいのです。


彼は、間違いなくスターでした。

*1:『天声慎吾』の最終回でキャイーンの二人には教えた