一緒に踊らない?

「みなさん今年もおつかれさまでした。」と労いの言葉から始まりました。


又吉直樹主催
『実験の夜 Vol.22』


●おしゃれランキングの余波 その1。
又吉さんにとって今年は、『東京百景』という本を出したり、
吉本という小さな中ではあるが、おしゃれランキングで1位を取った。
3年連続ということで殿堂入りも果たす。
しかし、又吉さんにとっては、これが色んなとこに影響が及んでいるそうで。


番組に呼ばれた時も、「おしゃれランキング1位なんですね」とふられるが
どうしていいか分からず、結果…はにかむことしかできない。
先日、又吉さんが東急ハンズに行った。
又吉さんは、板とか見るの好きだそうだが、この日普段は行かないパーティグッズのフロアに行ったそう。
これもオシャレランキングの影響なのかなぁというものを見つけてしまったらしく、
そのものの写真を見せてくれる。
その名も「おしゃれ芸人かつら」
又吉さんから見ても「分け目までばっちり」
パッケージには、そのかつらをつけた遠くから見れば又吉さん?というような男性の写真と
その横には使用例が3つイラストで描かれていた。
着物を着て文豪風
タキシード来て、指揮者風。
ユニフォーム来て、サッカー風。
又吉とはっきり書いてはいないものの、どう見ても「又吉かつら」のようでした。


●おしゃれランキングの余波 その2。
雑誌でモテファッションのひとつとして「又吉風古着ファッション」というものが取り上げられていた。
長髪の男性が少し汚そうなファッションをしていて
下で女の子がそのファッションはありかなしかを○×で判定しているのだが、
たくさんの女の子たちが、みんな嫌そうな顔して×をしいていた。
全然モテてないやん…とガッカリそうな又吉さんでした。



ここで、今回のゲストの登場。
もはやレギュラーのジューシーズ児玉さんとパンサー向井さん。
毎回、恒例になりつつある同居生活の楽しい報告から。


●いいともー!
最近は、仕事で一緒になることも多く…と話していると
先日の番組での共演でに思い出に浸る又吉さんと向井さん。
「いいとも特大号で又吉さんと横にいると感慨深いですよねぇ」と。
その話はしないで欲しい児玉さんに対し、
又吉さんは「児玉もテレビで見てくれてたんよな?」



●大事な顧客。
3人での同居でのスイーツといえば…パイナップル。
家の近くのお店で大量に買うので、その店の人が「これは確実に売れる!」と踏んだのか、
大量のパックがおかれるようになったそう。
最近では店側から「こんなんどうですか?」と新たなフルーツが置かれたりしたが、
やっぱりパイナップルがいいとのこと。


●LINEあるある?
先日、児玉・向井コンビがゾッとした出来事が起こった。
なにやら、又吉さんキレてんじゃないか疑惑が発生してしまったが、
又吉さんからしてみれば「?」だったそうで。


又吉さんが朝帰ってきて「ともく〜ん♪」と児玉さんの部屋に入ったら
ひきつった顔の児玉さんが「昨日はすいませんでした!」と謝られた。
しかし、又吉さんはなんで謝られたのか分からない。
児玉さん向井さんと一緒に理由を考えると、
ひとつだけこれじゃないかとおもいあたることがあったそう。


ある夜、児玉さんがかなり真剣な相談を二人にしていた翌日、
ライン(グループ名はバッハ)でいつものように会話をしていた。
始まりは、児玉さん発信のその日ごはんを一緒に食べるかの確認だったのだが…
又吉さんと向井さんから同時に返信が来たことから、思わぬ事態へ発展してしまう。


この流れをそっと見ていた向井さんはあまりのことにゾッとしてしまい、
会話に入れなかったのに、一番悪いのは「慧」と言い始める又吉さん。
又吉さんは、いつものボケだと思い返信していた内容が、
児玉さんと向井さんからすれば、全く違くとれてしまったようで…
「そんなの分かるわけないじゃん!」と言われてしまう。
「これがラインの怖いところです。みなさん分かりますよね?」ばりに、
共感を求めるものの、又吉さん誰の共感も得られず。


今回は、又吉さんと児玉さんでショートコントを作ったとのことで、向井さんはける。
○ショートコント(又吉×児玉)
・視力検査
・弱肉強食
・ツラレル
若手のように、テンポよくショートコントを披露。
今回も、トークで話題に上がった「又吉キレる」が「視力検査」にて出てくるという伏線!?


○又吉さんの携帯メモ。
以前もこのライブで披露した又吉さんがことあるごとに携帯にメモしている言葉を披露。
又吉さんにのみスポットライトが当たり、マイクでメモを響かせる。
ネタなども含めて、300件近くあるそう。
「おなかすいたらごはんたべる」
「悪い予感がする」
といった向井さん曰く「勝手に思ってれば」というものから、
中学の自分への思いや児玉さんは鍋葬で送り出す予定など、
多岐に渡るメモを披露。


どのメモを読むか又吉さんが悩んでいると、
児玉さんは無の表情になったり、
向井さんから「僕たちが見たら書いた又吉さんと違った意味で取れたりするんじゃないかね?」と提案されるも、
あまり反応のない又吉さんに「でも見られるの嫌ですよね。」と、どうやら見られるのは嫌なよう。


その他にも、森山良子さんのノックのリズムに感動したようで
そのことを言葉を変えて二度もメモっていたり、
下北のカフェでバーニャカウダを食べてたら、イキった結果、起こったことなどを披露。


○又吉ゲーム
メモを読み終わった又吉さんが目を擦りながら、このコーナーへ進もうとしていると、
「眠いのこっち(お客さんも含め)ですわ!」と向井さんにツッコまれてしまう。
「又吉ゲーム」と命名したものの、やっているのはどうやら又吉さんだけ。
ここで、このゲームと言えばのグランジ五明さんの登場。
五明さんが、このライブにゲストとして呼ばれるのは、ずいぶん久しぶりのため、
五明さんこそ「オレなんかしたかな…?」と不安だったそう。



又吉ゲーム
★ルール
1・何も決めない状態で一人ずつ台詞を5つ先に考えて、
 1〜5と予め順番が書かれたスケッチブックに書いておきます。
2・台詞を書いたスケッチブックをシャッフルし、振り分けます。
3・質問をされたらスケッチブックに書かれた順番で答えて、
  設定の話を進めていきます。
質問された時だけ、そのスケッチブックを捲って答える。
それ以外は自由に話して構わない。
全員が5つの台詞を言い終れば終了。
今回、じゃんけんで初めに勝った人が、役をみんなにふるというやり方でした。
今回は向井さん。分かるように、役をパネルに書いて、首から下げる。
設定はBOXから又吉さんがひいたものに決定。


設定:「自殺をとめる」
又吉:自殺しようとする人
向井:友だち
児玉:先生
五明:母親
母親役に指名された五明さんは「分かりました!」と結っていた髪をほどき気合を入れる。


面白くなるように、スケッチブックをゆっくり寝かせることにした又吉さん。
スケッチブックを舞台上に大きくばらまく又吉さん。
何の意味があるのか、みんな疑問に思う。


まさかの「踊る」というテーマで一言目からシンクロするという奇跡が起き、
みんな英語を使いたがり、又吉さんに疑惑のあるゲイまで登場し、
最後に「いつやるの?」といった今年の流行語のフリが来たものの、
そこは上手くいかず、グダグダで終了。
又吉さんがこれ自分の書いたやつと言い出すと、全員から同じ声があがり、
結果、ゆっくり寝かせた意味もなく、それぞれが自分が書いたスケッチブックを持つという奇跡が起きました。


そこへ飛び込んできたのは、勿論、ロシアンモンキーすーなか。
首から「すーなか」とパネルを下げて、
持ってきたスケッチブックを捲りだし、一人「又吉ゲーム」を進めるも
時間が迫り、そのままエンディングへ。


五明さん告知。
ベストライブのDVDを10,000枚売らないと吉本解雇されてしまうので、よろしくお願いしますと。
Amazon
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B00E9GXEA4
タワーレコードタワレコ限定先着特典付き!)
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グランジDVD【BEST NETA LIVE】ダイジェスト映像※
http://youtu.be/BObTuIjvsPw
☆結果:5月12日までの売上、10966枚。解雇なし!


すーなかの告知。
幕張でロシアンモンキー単独ライブ『幕張モンキー』1/15(水)19時30分開演。
チケット発売中です。


このライブは、来年も続けていこうと思いますので、よろしくお願いします。
とのことでした。
次回は1/29(水)21:45開演。





この日の児玉さんの見た目が好みすぎて、にんまり。
今回、話を聞いていて、又吉さんには下北に行けば、会えるんじゃないかという疑問を持ち始めました。


ということで、今年ラストの実験でした。
「又吉ゲーム」はいろんな奇跡が起きるゲームだなぁと見るたびに思います。
このゲームでの五明さんの安定ぶりったら。
やっぱり、五明さんの流れるようなペン使いが素敵。
「まったん」「ともくん」「さとし」と呼び合う3人は、
ほんと相性がいいんだなぁと、羨ましくなります。


どうでもいい話ですが…
久しぶりに会う友人が挨拶のように「LINEやってる?」と聞いてくるので、
わたしもついにLINEを始めました。
教えてもらっている自分は、「?」だらけで、おばあちゃんのようで悲しくなりました。


今年も『実験の夜』で様々な姿を見ました。
毎月あることが凄いことなのに、毎月行けるとそれを忘れがちになってしまう自分が恥ずかしいです。
「来年も続けようと思います。」
その一言が聞けて、ホッとしました。


共同生活が始まるようになって、又吉さんの普段の感じがなんとなく垣間見れるので、
共同生活バンザイ!なんて思ったりします。
それを聞いていて思うのは、日常生活でもボケあっているという話をよく聞くので、
それも仕事に繋がっていたりするのかなと思う日々です。
そして、テレビを見ていて、このライブが「繋がっている!」と思わされることも多くて、
不思議な気分でもありつつ、贅沢なことだなと感じました。


ゲストにもいろんな後輩のみなさんを見ました。
わたしの懲り偏った見方では、決まった人しか知り得ないので、
このライブで、色んな芸人さんを知ることができるというのは、これまた収穫です。
先日会った友人に「今、芸人さんで一番人気あるのはパンサーの向井さん」だと言われ、
またしても毎月見れている有難味!と思わされました。
児玉さんは、毎月見るたびに、やっぱりあの動きと言葉に感動するばかりです。
テレビで見れないのは、勿体ない。
村上さんは、見ている側の思ったことをパッと掴んで言葉にしてくれるので
いつも素晴らしいなと思っています。
すーなかの扱いが、気付けばこんな感じになっているのは、
わたしとしては、少し物足りなくありますが、またいつかがっつり絡んでるところを見たいものです。


そして、ゲストに出てくる後輩のみなさんと言えば…
このライブで何度か「絶景雑技団」の話題が上っていたので、
いつか見れるんじゃないかと内心ワクワクしていたりもします。


又吉さん、児玉さん向井さん。そして、すーなか、五明さん。
楽しい時間をありがとうございました。


一年、何かを生み出そうとし続ける姿を見れたということは、
見ているわたしにとっても得るものが多くて、
次の実験までまた頑張ろうと思える大切なライブでした。
来年もまた客席に座っていたいな。