線香花火。

『さんまのファンタジスタ
やっと、ダマさんと向井さん三人でテレビに映ってるのが見れました。
児玉さんの声いいです。
ヴィレヴァンの店員さんが可愛かった…ドンさんは、又吉さんが好きすぎる…


そして、初めて原さんを見ました。カッコイイですね。
難波さんも一緒。
線香花火は見たことがありません。
全く間に合いませんでした。
番組の中で初めて、漫才をしているところを見ました。
その頃の写真は見かけたことがありますが、
漫才をしている姿を見たら、見た目も話し方も別人みたい…それが印象でした。
ここからは、いちファンの戯言なので隠します。




又吉さんを挟んで、ピースと線香花火が並ぶ。
どちらも現在進行形ではありますが、関係が変わっている三人。
ファンという周りの大切な人から見た又吉さんを紐解いていく番組でしたが、
綾部さんにとっても意味を持つ番組だったように思いました。
原さんの素晴らしいツッコミを見てきたから、それが頭を過ってしまっていたという綾部さん。
原さんという存在は、又吉さんだけじゃなく綾部さんにとっても大きい存在だったのかなと思わされました。
優しいとかじゃなく年を重ねたら涙もろくなったとよく話していますが、
今回の涙はそれだけじゃない気がしました。


いくら二人がコンビとして上手くいってなかったからといっても、
又吉さんとコンビを組むということは、綾部さんには僅かでも負い目があったのだろうか…と思ってしまいました。
同期の中でも、一番と言われる漫才をしていた人を相方にして
それなりに何かを背負っていたのだろうかとも。
綾部さんは、お笑い云々よりも、それ以外のことを騒がれることが多くて、
ひな壇で頑張っていても、五月蝿いと言われてしまう。
でも、最近テレビを見ていて思うのは、イヤラシイ話でも出ていましたが、
又吉さんが話していなくとも、横で綾部さんがツッコんでくれることで大きな笑いが起こる。
ピンでも仕事を出来るけども、コンビとしてもしっかり必要としあっているということです。
そのコンビとしての姿が、なかなか見れなくなってしまった今になってそれに気づかされました。
全くもって、何を見てきたのかということです。
やはり節穴だな、わたしの目は。
綾部さんは、越えられない何かをずっと抱えていて、
KOCやM1で決勝に進んだ時にそれをひとつずつ越えてきて、
そしてこの番組で少しでも浄化されたのなら、ピースはより前に進んでくれるんじゃないかと思えました。



「芸人に誘ってくれてありがとう。」という言葉の持つ意味とその言葉を言った後の間。
又吉さんの目が泳ぐような表情。
それを見れただけでも、迫るものがありました。
その言葉と同じくらい大きく思えたのが、
活躍するピースの姿を見て「悔しい?」と聞かれた原さんが
「それもありますね。」と言った言葉。
「どうしても原とやりたかった。」*1
「その友達を楽します事に青春を費やしたと言っても過言ではない。」*2
「最後まで僕が彼に飽きることはなかった。」*3
と書くほどの人だった原さんから「悔しい」という言葉が出たことに
意味があると思えて仕方ありませんでした。
また、又吉さんが背負うものが増えたかもしれないけれど、
それを糧にして欲しいと思いました。



「こんなんもするようになりました。」ってまた言ってもらいたい。
「こんなんあったな。」とまた笑いあってもらいたい。
まさしくファンタジスタな番組に感謝。

*1:『acteur』2012.7月号

*2:『まさかジープで来るとは』

*3:『まさかジープで来るとは』