10th.

ピース結成10周年おめでとうございます。


お笑いはずっと好きでしたが、まさかこんなに頻繁に
劇場に行くほどになるとは自分でも思ってもみませんでした。
観に行くようになってから思ったのは、距離が近いということでした。
金額などの実質的な距離ということでもありますが、気持ちの距離も近いと。
この値段で生で見れるの!?というのもありましたが、
それまでは、テレビの中や舞台上とこちら側には、
距離がすごくあって、そこにははっきりと線が見えていました。
でも、お笑いを見るようになって、その線はあったりなかったりします。
それが驚きでした。


わたしがピースを認識するきっかけは又吉さんで、
普段なら一人で抱えていたものを又吉さんの文章を読むことによって、
安心と同時に励まされることがたくさんありました。
又吉さんが太宰に感じたことを、わたしは又吉さんの文章から感じました。
綾部さんは、始めちゃかちゃかしてるというイメージでした。
でも、ライブで見るたびに、手振り身振りで楽しそうに話している姿や
しっかりしてそうなのに意外とおっちょこちょいで、
舞台上からもお客さんに同意を求めたりと触れ合う姿や気遣ってくれる姿を見ているうちに
五月蝿いというイメージよりも人間っぽいというイメージに変わりました。
テレビはテレビで作り上げられたものがあって、
劇場で見ると違う部分が見えてくるんだと感じたのは、綾部さんと吉村さんです。
最近思ったことは、こないだ又吉さんが話していた綾部さんの話を聞いて、
愛のある人からの話を聞くのが一番だなぁと感じました。


ピースのお陰で色んなものに触れることができました。
漫才・コントやピース以外のお笑いはもちろん、
本だってそうだし、京都・吉祥寺・原宿にしてもそうだし、
二人の話からいろんなところに行くことができました。
そして、色んな方と出逢い、思い出を重ねることも出来ています。
何より、たくさん笑うことができている。
感謝しかありません。
ありがとうございます。


今は、少し落ち着いて見ることができるようになり、行くライブもそこまで多くはありません。
少し気が多いというのもあります…
それはそれでいいかなと今は思えています。
やっぱり笑えるということは大きくて、ライブに行った後は明日からも頑張ろうと思えるので、
ライブに行くことは大切にしたいと思います。
お笑いってすごい。


わたしが知っているのは、10年の中のほんの一部ですが、
そのピースをこれからも繋ぎ合わせていけたらと思います。
ライスや03のあまりに素敵な10周年を目の当たりにしてしまったので、
ピースもと思ってしまいますが…
10年目、まだまだこれからを楽しみにしています。