ピース記念日。

『Next』を初めて見ました。
1回目で録画に失敗し、それ以来『333』ともかぶってるような時間で
おざなりにしておりました。
初めて見た前回は鬼才と呼ばれる辻井竜一さんのつぶやき短歌の世界。
面白かったので、少し。


この回は二人が短歌づくりに挑戦していました。短歌はHPに載っております。
1つ目は自己紹介、2つ目は苦手なものというテーマ。


辻井さんの短歌のポイントは3つ。
正直な想いを吐け!
苦手なことを書け!
コンプレックスをさらけ出せ!



綾部さんはいつも仕切る側が多いので、こういうことをしているのが新鮮でした。
でも、慣れないせいなのか噛んだり、少し目が泳いでるような気も…
はたまた辻井さんの空気に飲まれているのか…
そんな綾部さんは、短歌にもナルシストが出てしまう。
辻井さんからの指摘は、自分本位で説明的になってしまっているとのこと。
それよりも綾部さんの感情を出した方がもっと良くなる。
一方の又吉さんは、鬼才を困らせる短歌を披露する。
1つ目の自己紹介の歌で
手のつけようがない。この歌から逃げてしまいたい。一生僕の中に残ると思う。
とまで言わしめ、2回とも5点満点をもらう。
なんたって自己紹介で「手首のイボ」について詠むあたりの選択。
そのイボは気付くと触ってしまっているらしく、
綾部さんから見ても、
又吉さんが「喋んなきゃ…どうしよ…」と思ってるときはいつも触ってるらしい。


又吉さんが苦手なことで人全般が苦手なのは
人間が好きすぎて、嫌われたらどうしようと思ってしまい、
苦手意識を持ってしまってるんじゃないかと自己分析してました。
それを聞いた辻井さんはその話に納得しつつ、
又吉さんが人だけじゃなく動物も苦手と知り、
「生きとし生けるもの全てが苦手」という壮大な短歌が完成。
最後とんでもないことをしてしまったんじゃないかと不安になる先生がいました。


出演者が少ないせいか2人のアイコンタクトが多いような気がして
ほほぉと唸っておりました。
CM行くときの又吉さんの顔が菩薩みたいな穏やかな笑顔で、またしても唸る。
あんな風にテレビでも笑ってる顔が見れる番組が増えて何より。
そして、辻井さんが修正した歌が素晴らしくて、やはり唸るのでした。


見終わって、ちょっとわたしも詠んでみたい…
それよりも辻井さんの短歌をもっと読んでみたいと思いました。
何より色白で雰囲気が少し宮藤さんっぽい…


セットもさっぱり、音も短歌を考えるときにギター音が流れ、
スッキリするとスッキリした感じの音楽が流れる。
なんだか不思議な番組でした。
きっとそれは、番組のテーマ通り馴れ合いの感じがない、
新しいものをつくりだしてるという手探りの雰囲気が伝わってきたからでしょうか…
これからは毎週録画します。