はじめての失敗。
レア回でした。
又吉直樹主催
『実験の夜 Vol.24』
●又吉直樹、熱海に行く。
今、又吉さんの中に温泉ブームがきており、
最近では、ひとりで熱海に行くまでになったようで。
先日、新幹線で品川だと思って慌てて降りたら新横浜だったことがあり、
これは熱海に行けということだと思い10件くらい旅館に電話したが空いておらず断念。
その後、書く仕事の宿題がものすごくたまっていてどうしよもなくなってしまい、
一日なんとかお休みをもらった時、旅館で缶詰になって書こうと決め熱海へ。
電話をかけたら空いている宿があり、まずは…と温泉につかった。
始めは人もいなくて満喫していたが、次第に葉っぱのかさかさという音が気になりだし、
怖くなってしまい、部屋に戻っても薄暗さに怖くなってきた結果、
部屋の冷蔵庫に入っているお酒を飲んだら寝てしまったらしい。
雰囲気に負けたのか、いつもの倍くらいの酔いの早さだったそう。
翌日は、太宰にも縁がある「起雲閣」に行くものの、
そこ行ったのがお昼の11時くらいで、「何してんやろ…?」と思ってしまったそう。
その後、部屋をとって何とか仕事をすることができた。
●お笑い怪獣。
昨夜はピース・ノブコブでさんまさんのライブを観に行ってきたらしく。
そのライブでは観に来ているお客さんをイジっており、
自分たちもいつ来るんだとひとつ始まるごとに「これか?」とみんなで不安になっていた。
普段は相談しないのに、思わず横にいる綾部さんに相談してしまうほど。
その中でのさんまさんと大竹さんとのやり取りが素晴らしくて、
そんな凄いライブを観て今日はやる気満々でやってきたのに、裏から笑い声が漏れ聞こえてくる。
ということは…
「ここがあまり盛り上がっていないということになります。」
と言ってしまう又吉さん。
裏で盛り上がっていた今日のゲストは、
グランジ五明さん・しずる村上さん・ジュージーズ児玉さん・パンサー向井さん。
●ピースは芸歴15年目。
それぞれ芸歴が何年目かの話になり、向井さんが6年目ということに驚きが隠せない先輩一同。
なぜか、向井さんに微笑んで手をふる児玉さん。
向井さん1人対先輩4人の構図に
「いや悪い大人たちみたいな。」
●なんて日だ!
裏での盛り上がりは何だったのか確認してみる。
どうやら、小峠さんのモノマネがものすごいうまい後輩がいて、
村上さんが西村さんになってバイキングのネタを真似して盛り上がっていた。
ものすごい似てるんですよと言われると聞いてみたくなり、
まだいるとのことで舞台へ呼ぶことに。
舞台に登場すべきかその方が迷っているようで、
声だけでいいかみたいなやり取りがあるものの、村上さんに呼ばれ舞台へ。
「3年目のフラミンゴの舟生(ふにゅう)です。」
と言ったのにも関わらず、
又吉さん「何年目なの?」
すかさず村上さん「いや、7秒前に言いましたよ。」
早速そのモノマネを披露。
バイキングのKOCでもやっていた教習所のネタの入りを披露することに。
ここでも西村さん役を村上さんが。
「どーもっ!」
これが似ている!と盛り上がる。
あの小峠さんがよく言うやつとかはとリクエストすると…
「なんて日だ!」
「30%くらいなのに、面白い。」
「これでコントとかつくりたいですね。」
「顔も似て見えてきた。」
と盛り上がる。
しかしここで又吉さんが一言。
「(舟生という)名前がインパクト強すぎる。」
●モノマネ??
素晴らしいモノマネを見てしまい、気になるのは又吉さんモノマネ。
「又吉さんってモノマネできるんですか?」と興味津々。
設定とかのっけて…と話していると、
何やら又吉さんが酔うと出てくるモノマネがあるらしく…
「すべてのものをSとMに分ける井上陽水」
以前この又吉さんのドホームである『実験の夜』でやったらしいが、
どうやら…滑ったよう。
お客さんの声を代弁するように五明さんが
「みーたーいー!みーたいー!」と言うものの
「あれはダメ。来月お客さんいなくなちゃう。」と児玉ストップが出てしまう。
いろいろ設定のっけて、ものまねをするらしく、そのひとつを披露することに。
お葬式の後の食事で誰かがトイレに行った時に、
その食事の席から聞こえてくる言葉を披露する。
確かに、その台詞きいたことあるけど…モノマネじゃなくて風景と言われてしまう。
「それでは、実験の夜スタートです!」という又吉さんの声で暗転。
舞台上には、又吉さんと人数分の珍しく座布団の置かれた椅子が並べられ、
改めてゲストの皆さんが呼び込まれる。
「パンサー向井」と呼びこまれ椅子に座ると「ブ〜…」
クッションの下にはブーブークッション。
その後、全員が座ると同じくブーブークッションが色んな音色を放ち華麗に鳴る。
3番目の登場となった村上さんは
「しっかりブーブークッションと目合ってましたから。」
とあることが分かって着席することが恥ずかしくなってしまう。
最後の五明さんはどっしりした表情で乗り切る。
なぜこんなことをしたのかというと…
今回はいたずらといったらブーブークッションと相場がきまっていて、その座をずっと守っている。
なので、今回はその座を脅かそうと対決するとのこと。
そんなブーブークッションは五明さん曰く「先輩…いや師匠ですね。」
○ブーブークッション対又吉
色んなシュチュエーションでブーブークッションと戦ってみよう。
設定が置かれる台と向井さんには「又吉」「ブーブークッション」と書かれた旗が渡される。
不思議な2つの旗に、向井さん「???」
どっちが勝ったか向井さんに判定して欲しいとのこと。
ちゃんと公平に判定できるかを問われた向井さんは
「(又吉さんブーブークッションの)どっちにも愛情ありませんからだいじょぶです。」
その言葉に納得がいっていない表情の又吉さん。
その後も、このやり取りがあり「おかしいよなぁ…」と不満を横の児玉さんにもらし、
児玉さんも「ねぇそうですよねぇ」とヘコヘコしていると
村上さんから「横の弟子みたいなの何?」とツッコミが入る。
お客さんも又吉さんを贔屓するからなぁと言われつつも、
ムリして笑ったりしないでくださいと。
でも、ブーブークッションのファンの方もいるかもしれない
と言いながらブーブークッションで笑いが起きなければ成功。
五明さんは意気込んで「殺しちまいましょう!」
設定1「病院の待合室」
又吉さんにより音係を村上さんナースを児玉さん。
又吉:妻の手術を待つ旦那さん
五明:医者
児玉:ナース
村上:音係
先生に泣きつく又吉さんの演技に不安が残るものの、
辛うじて又吉さんの勝利。
設定2「爆弾処理」
爆弾処理班:又吉・五明・村上
音係:児玉
遅れて登場した又吉さんの設定は「アメリカ帰りの天才?」
ラストブーブークッションに座るものの、思わず顔を覆ってしまう又吉さん。
まさかの自分の連勝に「思い描いてた実験の夜と違う!!」
もっとブーブークッションにこてんぱにやられる姿を思い描いていたよう。
あまりにも演技がくさすぎるので判定の向井さんはここでも不安を覚えるものの
なんとか又吉さんの勝利。
設定3「銃撃戦」
戦士:又吉・村上・児玉
音係:五明
椅子を岩に見立てて、隠れながら銃を撃つ3名。
しかし、向井さんには又吉さんが銃を撃つ様が
「お花に水やってるようにしか見えない。」ものの、
ブーブークッションで笑いは起こらず又吉さんの勝利。
○「ブーブークッション早鳴らし選手権」
又吉さんたちが何かを祈っているところに、向井さんのナレーションが入る。
「ブーブークッション早鳴らし選手権。日本代表、すーなか選手の登場ですっ!」
の声とともに大きな歓声で迎い入れられたすーなか選手。
JAPANと日の丸の描かれた手作り感満載のタンクトップのユニフォーム着用し、
勢いよく椅子に置かれたブーブークッションを鳴らしていく。
「4秒2」(くらいだった気がします…)
盛り上がる会場。
明転。
ブーブークッションへの信頼のためか、
すーなか「こんなウケないと思わなかった…」と驚く。
この前でやりつくしたためのようでした。
○ブーブークッションの鳴らし方研究会。
色々なパターンで鳴らしてみたが、やはり鳴らし方が大事だという話に。
真剣な表情でブーブークッションと向き合う一同。
・膨らましたほうがいい
・座り方が大事
・ゆっくり座った方がいい
・空気が出る穴を前にする
・顔が大事
・驚いた方がいい
という案が出る中、驚いた方がいいということで、
座った後、驚く様がなぜかおかまになるすーなか。
最後はみんなで袖から順番に登場し、鳴らすことに。
すーなかラストでいいかと問われ拒否するもすーなかがラスト。
五明さんから順に爽やかに走ってブーブークッションに座っていき、驚くすーなかで終了という
ブーブークッションショーでした。
色々ブーブークッションでやってみたものの、
「24回やってきて、始めて実験失敗したかもしれん。」という結果に。
しかも、そんな日に限って『オイコノミア』のカメラが入ってるそうで。
「このライブが2回にわたって放送されるわけじゃないですよね?」と思わず確認してしまう皆さん。
そんな中、すーなかは
「絶対この衣装なに?ってなるやん。」自作のユニフォーム姿が不安なようでした。
告知ありますかと
五明さんは『グランジBEST NETA LIVE DVD』の告知を。
ゲストにこられた際は、ライブ後に毎回手売りされています。
「中須は?」と又吉さんにふられ
すーなか思わず「お前は告知しとけよみたいな…」と言いつつ
「中須教教祖 中須彦佐衛門 第三十六回生誕祭」
3/8(土)21:45開演無限大ホールの告知を。
この告知で笑ってしまうお客さんへの反応を
「行くわけないでしょ。ガハハ。」と悲観的に受け取るすーなか。
又吉さんがマガリーで連載(http://magalry.com/magazine/naoki.matayoshi/1708)
している中で世田谷ピンポンズさんというミュージシャンの方との対談が載っており、
このライブにも出て欲しいと打診したら快く了解してくださったそうで、
そんな日が近々くるようでした。
下北のディスクユニオンなどでCDが購入できるそうです。
次回はいつもとは違った…いやまだ決まってないんですけどと言いつつ、
考えてることはあるそうなので。
そんな次回は3/27(木)21:45開演です。
今回、新たな試みということで何度か「なんだ!この光景!」
と思ってしまうという本当に実験を見ているという感じでした。
みんなでブーブークッションの鳴らし方を真剣に考えている様子には、思わず笑ってしまいました。
いつもは又吉さんの育てている種にお水を挙げているところを見ている気がしましたが、
今回は種を植えているところを見ているようで、新鮮でした。
又吉さんがあんなに照れるとは…
そして、温泉ブーム。児玉さんの銭湯検定を思い出しました。
向井さんの「お花にお水をあげている」という例えが素晴らしくて、
又吉さんの銃の打ち方がなんか変だと思っていたものの、
その「なんか変」と自分の中でふわっとしていたものが向井さんの言葉でパッと晴れた気がします。
まさかのブーブークッションに焦点を当てるという面白さが堪らず、
まさか自分もこんなにブーブークッションを連打する日が来るとは思っていませんでした。
五明さんの存在感たるや。発する言葉がインパクトがあり、惹きつけられてしまう。
村上さんの白靴下いいなぁ…相変わらず冷静な視点が冴えていました。
児玉さんの緑の靴下に見覚えがありつつも、
よいしょよいしょに挟まれる児玉さんの表情ににんまり。
そして、やっとすーなかの登場ということで…
わたしは全く人様のこと言えませんが、みんなすーなか好きだなと笑ってしまいました。
手書き!っていう日の丸がぽっこりおなかにのかっていて、愛らしかったです。
『オイコノミア』いつか来るんじゃないかと思っていたのですが、本当に来た!と。
終演後、手売りをする五明さんと『オイコノミア』のスタッフさんに挟まれて
劇場を後にするという不思議な光景でした。
このライブが見れるならそれはそれで見たいと思ってしまう相変わらずの欲高さでお送りしています。
マガリーの話を又吉さんがし始めたので、思わず「本?本になるの?」と
ひとり内心ワクワクしてしまうと言う恥ずかしさ。
マガリーも3月で終了とのことなので、よろしければぜひ。
世田谷ピンポンズさんがやってきてくれるということで…
今年は新たな『実験の夜』が見れそうというワクワクが前回から止まらないので、来月も楽しみです。
又吉さんありがとう。
みなさま楽しい時間をありがとうございます。
来月は何が見れるかな…