読む自由。

※ネタバレ含まれます。
観て来ました。

兎にも角にも岡田くんがかっこいい。
どこをどう取ってもかっこいい。しかも、ツンデレ。なにこれ。
観終って、友人と二人であまりのかっこよさにきゃっきゃしながらパンフをお願いしたら
劇場のスタッフの方に「面白かったですか?」と半笑いで聞かれてしまいました。
はい、面白かったです。


アクションもラブストーリーも友情も愛情もたくさん詰まっていて、
アクションシーンの迫力と相反してラブストーリーはおとぎ話みたいで可愛らしく
ずっとドキドキが止まらない作品でした。


岡田くんに限らず出てくる皆さんがみんなかっこよくて愛くるしくて…
滅多に笑わない厳しい堂上でも、ほんとは深い愛情を持っているのが
笠原に対する態度で見え隠れして、この人なら付いていこうとみんな思うだろうなという
ゆるぎない存在が出来上がっていました。
まっすぐな笠原が嫌味なく、応援したくなるキャラクターで可愛いく
圭くんの「堂上〜」もいいし、じゅんさんと相島さんの対立という絵が
演劇好きには堪らず、にやにや。
堂上と笠原、堂上と小牧、笠原と芝崎、笠原と手塚、芝崎と手塚…
という風に色んな形の愛情が溢れた作品でした。


自分の生きている世界と近いからこそ共感できるものとそうでないものとがあって、
この映画はわたしが今生きている世界と同じものが存在しても
環境は全く違った世界がつくられていました。
その中で誰かを守るために生きる人たちが必死にもがいている姿を見ていたら、
ありえないはずのことですら受け入れられてしまう説得力がこの作品にはあって、
いつのまにかこの世界に入り込んで一緒になって戦っていた気がします。


待ちに待った瞬間がラストに用意されていて
キュンキュンした幸せな気持ちのままエンドロールを迎えました。
本を読む自由のある世界があって良かった。