ちいさなお母さん。

本日は長くてどうでもいいことをツラツラ書いていますので
読み流して下さって構いません。




昼下がりホームを歩いていると、幼稚園の子どもたちを見掛けました。
遠足でしょうか。
男の子も女の子も元気に手を繋いで歩いています。


電車に乗ると、今度は小学校の低学年くらいの子どもたちと遭遇。
秋は遠足日和ですかね。
こちらも仲良く窓から外の景色を眺めていました。
横に走る湘南新宿ラインと山手線はどっちが早いのか話しているようです。
すると、おしくらまんじゅうのように友だちにじゃれる男の子。
それを見ていた女の子が、母親のように口をとんがらして注意しています。
もう母性が目覚めているのか…と驚きながら、
その様子をまじまじと見つめてしまいました。


そんなほっこりした光景を眺めながら向かうは、銀行です。
わたしも大人になったものです。
しかし、この年ではじめてのおつかい状態で挑むはじめての両替機。
何種類かに両替しなくてはなりません。
慣れている方にはどうってことないことなのでしょうが、
やったことがない機械で、操作に迷い長いこと時間がかかって
他の方に迷惑をかけるわけにはいかないという気持ちが
無駄に自分を追い込みます。


なんせ、わたしは頗るプレッシャーに弱く出来上がっておりまして、
いつも長い列ができている両替機に初めて立ち向かうという状況に
すでに参っています。


そして、今日も大人気の両替機。
わたしの後ろにぞくぞくと出来てゆく列に余計緊張が高まります。
しかも、店内に一台しかなく終了一時間前をきっているという状況。
手に汗が止まりません。
一体どんなボタンでどういう風に選ぶのか。
一回でどれだけ両替できるのか。
何もしていな状態からすでにパニックです。
そんな風に色々としょうもないことに頭を巡らせていると、
ついに順番が回ってきました。
心臓をバクバクさせながら、ボタンをぽちぽち。
頭から湯気が出ているので、正直画面上の数字があまり理解出来ません。
何だか回数などに色々制限があるようですが、
途中でその制限にひっかかりよく訳が分からぬまま終了。


後ろに皆さん並んでいるので、冷静さを取り戻すべく
とりあえず両替をやりきった感を出して離脱。
近くの机で両替チェックです。
見慣れない色のお札ばかりと思ったら、あろうことか全て二千円札でした。
二千円札という存在を忘れ五千円の下は千円だと思い込み、
ボタンを押していたようです。
誰がこんなに二千円札を必要としているでしょうか。
少なくともその時のわたしが必要としているものではありませんでした。
さすがに自分にゾッとしてしまった瞬間です。


さっきの子どもたちよ、こんなダメな大人にはならないでね。
母性が目覚めているあの子に怒られそうです。